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アメリカで、どれくらいサプリメント類が身近なものかということをお話したいと思います。
まず、栄養状態に少しでも不安がある乳幼児には、生後3日くらいでもマルチビタミン剤が処方されることもよくあることです。
乳幼児に問題がなくても、生活保護を受けているような栄養環境が悪そうな家庭の乳児にも処方されることがあります。
しかし、実はもっと早く、お母さんのおなかの中にいる時からビタミン類のお世話になっています。
アメリカでは、妊娠すると Prenatal Vitamin といわれる妊婦用のビタミン剤をすぐに飲むように、医師から勧められます。
処方薬として出ることが多いですが、市販していますので、普通に薬局で買って飲む人もいます。
つわりで、栄養状態が悪くなったり、人種や宗教の背景がちがうため、食生活がいろいろなことなどが理由だと思われます。
妊婦さんによっては、そのほかにカルシウム剤や鉄剤を飲む人もいます。
種類が多いので、個人個人にあったビタミン剤やサプリメントを選ぶことができます。ビタミン剤などは、授乳中まで飲むように指示されます。
このようにたいていのアメリカ人は、生まれる前からビタミン剤のお世話になっているのです。そして子どもも飲みやすいグミ状やシロップ状のビタミン類も豊富で、子どもにビタミンを飲ませる家庭も多いです。ビタミン剤を飲むというのは、アメリカ人にとっては非常に身近なことなのです。
アメリカでは、1994年に「ダイエタリー・サプリメント健康教育法」(DSHEA=DIetary Supplement Health and Education)という法律ができました。この法律で、サプリメントは食品でもある程度の効能を表示できるようになりました。
日本の場合は、どんな効能表示も許可されていませんが、サプリメントの成分が与える効能について、「カルシウムは強い骨を作ります。」というように表示をしてもよいのです。
また、ビタミン13種類とミネラル15種類はハーブ類と共にFood Supplement(フード・サプリメント)として法的に食品として位置づけられています。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)の中にサプリメントを含む研究をする部署を設けたことなどから、アメリカの一般消費者にサプリメントが浸透していきました。
またアメリカ食品医薬品局(FDA)では、定められた基準により、安全性に問題があると見られる製品について市場追放命令を出すことができたり、商品製造工場や販売メーカーへの抜き打ち検査を実施して、サプリメントの品質についての監視を行っています。
きちんとした基準に達していない商品については、販売停止や業務停止を命じる権限があります。
消費者からのサプリメントについてのクレームもアメリカ食品医薬品局(FDA)が取り上げています。
このように、アメリカのサプリメントは日本国内で生産される製品に比べると、公的機関による検査や監視がしっかりしていると言えます。
このようなことから、アメリカのサプリメントは安全性が高いといわれています。
アメリカ食品医薬品局(FDA)の情報やアメリカ国立衛生研究所(NIH)内にできたダイエタリー・サプリメント研究所(ODS=Office of Dietary Supplements)のさまざまな角度からの研究は、一般に公開されています。
そして、一般消費者の健康への関心の高さから、売られているサプリメントを見る目も厳しくなっています。
アメリカはご存知のようにサプリメント大国です。
サプリメント市場の規模としては、アメリカは日本の倍以上だとも言われています。
しかし、アメリカの人口の日本より多いことを考えると、日本もすでにサプリメント大国だといえるかもしれません。
そして驚くことに、一人当たりのサプリメントに費やす金額でいえば、アメリカやヨーロッパに比べて、日本がもっとも高いのです。
アメリカでは、サプリメントの値段が日本より安いというのがこの結果になっていると言えます。
アメリカでは35歳以上の成人は80%近くの人がサプリメントを飲んでいるという調査結果もあります。
アメリカでは、自分の健康状態をきちんと管理・維持することに、自分の責任で選択したいという傾向があり、医薬品以外にもよいものは積極的に取り入れていこうというのが大きな流れになっています。
また、サプリメントの研究が進み、有効性がわかってきたために、病院などの医療機関や医師が治療の一環として、患者さんに高品質なサプリメントを勧める場合もありますし、健康保険会社の中には、サプリメントも健康保険の対象とする場合もあります。
このようなことから、一般消費者のサプリメントへの信頼性が高いものとなってきています。
アメリカでは普通のスーパーマーケットのようなところでも、サプリメントが売られていて、日常的な買い物とともに、サプリメントを購入する人の割合が3分の1ととても高くなっています。 また無農薬や有機栽培などの健康食品を扱う店も多く、このような店でもサプリメントを扱っているので、そこで買う人も多いです。
日本では薬として売られている時差ぼけやよく眠れないときに用いられるメラトニンは、アメリカではサプリメントとして売られています。 アメリカのサプリメントのほうが種類も豊富だといえます。
サプリメントをタイプ別に見ると、やはり、一番一般的なサプリメントはビタミン類です。
それからハーブ、ミールサプリ、スポーツ系サプリ、ミネラルと続きます。
市場調査によると、関節炎に使われるグルコサミンの人気が高いという結果もあります。
ハーブの4Gといわれるギンコービローバ(イチョウ葉)、ガーリック、ジンジャー、ジンセン(朝鮮人参)もよく売れています。
そのほかに、風邪予防のエキナセア、ブラックコホシュ、更年期の女性に有効とされるブラックコホシュやソイ、不眠症にメラトニン、バレリアンなどもよく使用されています。
アメリカで注目されているサプリメントには、コエンザイムQ10、フィッシュオイル・オメガ3系脂肪酸、ブラックコホッシュなどがあります。
コエンザイムQ10は、1990年代からアメリカの研究機関で、臨床研究や、論文の発表が盛んにされており、消費者の注目を浴びるようになってきました。
アンチエイジングの化粧品などにも使われ始めています。
アメリカ人の多い心臓病を心配している人たちに支持を集めているのがフィッシュオイルのサプリメントです。
ブラックコホシュは、有効性を裏付ける研究が多く発表され、人気が高くなっています。
アメリカでは医師がサプリメントを勧めることがよくあります。
すべての年代や、性別に関わりなく、一般的に使用されているのは、マルチビタミンといえます。
一口にマルチビタミンと言っても、年代や性別に合ったいろいろなバリエーションのマルチビタミンがあります。
まず、基本的に自分にあった配合のマルチビタミンを飲み、それから各個人の状況に合わせて、女性であったら、大豆イソフラボンやハーブ系のサプリメント、関節痛がある人はグルコサミン・コンドロイチン、40歳を過ぎたらコエンザイムQ10、季節に応じて、風邪対策のサプリメントを追加するなどが一般的なサプリメントの使用方法です。
今までアメリカでは、マルチビタミンは各会社から一種類ずつ「マルチビタミン」として出ていました。しかし、最近、マルチビタミンは、男女別々のものが出始め、そして年代別にも分れてきました。ですから選ぶときに、「50歳前の女性用」「50歳以上の男性用」というように選ぶことができるのです。性別や年代によって、必要なビタミンやミネラルの種類、量はちがうのですから、これは大変便利です。
しかしさらに最近はこれに加えて、一番アメリカでマルチビタミンに定評のあるアメリカの製薬会社ファイザー社の「セントラム」では、「スペシャリストシリーズ」として「視力」「心臓」「活力」が出ました。これは、視力が気になる人用、心臓が気になる人用、活力が欲しい人用など、最初から目的別に作られたマルチビタミンです。
このほかにセントラムでは「プロの考える栄養シリーズ」として「オメガ3」「果物と野菜」「プロバイオティック」を出してきました。こちらのシリーズは、マルチビタミンにプラスしてさらにオメガ3を補いたい人、果物や野菜が足りていないと思う人、腸の健康をもっと考えたい人がとるものです。
ドイツの製薬会社バイエルが出しているやはり人気の高いマルチビタミン「ワンス・ア・デイ」シリーズのの「女性用ストレスと体」「女性用新陳代謝を活発にするためのマルチビタミン」「男性用プロエッジ」「女性の更年期」などと目的別のマルチビタミンが出てきました。
これはわかりやすく大変利用しやすくなってきたと思います。
アメリカのサプリメント会社は、常に最新の研究結果を取り入れて、内容を変えてきていますので、変更が頻繁にあります。視力が気になるから「ルテイン」、心臓が気になるから「オメガ3」という選択もありますが、目的別になっているサプリメントを利用することで、効率よく取りすぎる無駄もなくなります。
マルチビタミンを多く取り揃えておりますので、目的にあったマルチビタミンをお探しください。
アメリカは肥満大国です。肥満になると、どうしても膝などの関節に負担がかかり、関節にトラブルを抱えている人が多いです。そこで、関節用のサプリメントとして、グルコサミンはたいへん需要が高くなっています。また次々に、グルコサミンが関節痛に効果があるという研究成果が発表され、その信頼性も高くなっています。
グルコサミンのサプリメントは、一日に数錠飲まないといけないものが多いです。日本では1日10錠近く飲まなくてはいけないものもあります。しかしアメリカでは、1日1回1錠飲めばいいというサプリメントも出ています。また、グルコサミンと一緒にコンドロイチンやビタミンD、ヒアロルン酸、コラーゲンを取ると効果が高まるといわれていますが、それらを組み合わせた製品もあります。
特にコンドロイチンは、グルコサミンと一緒に摂取すると効果が高いといわれていますが、日本ではコンドロイチンがまったく含まれていないものもあり、アメリカの製品のほうがコンドロイチンの成分が多くなっています。
アメリカのグルコサミンは、選択肢が日本より多いのが特徴です。サプリメント市場の競争も激しく、種類も多いアメリカのほうが、一般的に品質が高いと言われています。しかし、欠点は錠剤の粒が大きく、飲みにくいことがあります。この場合は、ピルカッターを使って、切って飲んでも差し支えありませんが、小さい粒のものもあります。
グルコサミンは、最近まで数ヶ月飲まないと効果が出てこないといわれてきましたが、オステオ・バイ・フレックスというメーカーから、7日間で効果が実感できるといわれるものが出ました。オステオ・バイ・フレックス社は、グルコサミン・コンドロイチンを専門としたメーカーで、グルコサミンでは医師や薬剤師からの支持が一番高いですので、お勧めです。
